PICKUP ARTIST GAKU KAKIZAKI

柿崎 覚

光のある明るい風景を、筆を使わずペインティングナイフだけで描く。厚塗りで一手一手細かく、しっかりと色を重ねられた迫力のある画面は、みている人が本当にその風景の中にいるような臨場感のある画面を作り出している。近年は渋谷東急本店や各地のデパートを中心に毎年個展をしている。

柿崎 覚 肖像

油絵画家、現代アーティスト

1981年東京生まれ。
武蔵野美術大学で油画を専攻し、2012年に修士課程を修了。
2010年 主体展 新人賞 
2013年 上野の森美術館大賞展 賞候補
2017年 世界絵画大賞展 入賞
2020年 吉井淳二記念展 入賞
パブリックコレクション 多摩信用金庫

■いつ頃からアーティストを目指すようになりましたか?

21歳くらいの頃、音楽をやりながら大学は行かずフラフラしていたのですが、本や音楽から得た知識で、段々と絵画に興味を持つようになりました。そして画集でエゴン・シーレや岸田劉生の絵を見て画家になろうと決心し、22歳の頃美術の予備校に通い始めました。24歳の時に美大に入学したのが始まりです。

■アーティストになりたいと思った理由は?

表現の一つとして絵画がとても魅力的で説得力があると思ったからです。自分が影響を受けた画家たちの絵はそういう風に思わせるくらい衝撃的で魅力的でした。

■どこでどのようにアートを学びましたか?

大学や出会った人たち、先人たちの作品から。そして絵は進化していくので、絵を描いている時に感じたことや、出来上がった作品から学びます。

制作風景

■何からインスピレーションを得ますか?

風景の場合は、美しい、素晴らしいと思った瞬間です。
その場の雰囲気、空気、光や色など、色々なものの全てが組み合わさって感動し、絵にしたいと思います。

■作品を通して何を表現したいですか?

絵画でしか表現できないことだと思います。風景画なら自分がその場で感じた感動を、絵を見る人もそのまま体感してもらいたいです。例えば本当に絵の中の小道に入って森の中を歩いていけるようなリアルな感じです。

■どのようにして制作しますか?

油彩

カンヴァスに油彩で描きますが、筆はほとんど使わず、ペインティングナイフだけで描きます。
白いカンヴァスに向かい合うときには、完成図は頭の中にあるので下絵も描かず、カンヴァスのはじから絵の具を少しずつつけていきます。
絵の具をたくさん載せるようになったのは、絵の具のタッチ、痕跡を残したいと思ったのと、屈強な油彩のマチエールに魅力を感じたからです。
色々試行錯誤し、進化してこのような描き方に自然になりました。

■なぜ今いる場所を選んだんですか?

身近にある自然や風景を題材にしてきました。それにこだわらず、
今後は海外など色々なところへも行き、制作し活躍していきたいです。

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作品10